犬と一緒に健康:―幸せホルモンー
- masaogata
- 2024年1月1日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年2月12日

一万年前から、犬は人間と共存しています。旧石器時代より、人間が余った肉をオオカミに与えて、信頼関係を築くことで、家畜化されたとのことです。
私も黒柴を飼っています。表情豊かで、愛嬌があり、いつも癒されています。しかし、柴犬は独立心が強く、頑固で、マイペースなので、自分の意思を曲げない時があり、閉口する時も柴柴です。柴犬のDNAは狼のDNAに一番近いとされており、他の大人しい西洋犬と違うのがわかる気がします。
朝通勤前に愛犬と散歩にでかけています。雨の日も晴れの日も欠かせません。毎日散歩することにより、運動量が増した感じがしますが、残念ながら、お腹の脂肪はなかなか減りません。
愛犬と散歩して気付かされたことは、朝焼け夕焼けの美しさ、犬が匂いを嗅ぐ四季折々の草や花や落ち葉、風、音、鳥の鳴き声等を以前よりも自然に楽しめるようなったことです。五感がまえより少し研ぎ澄まされた感じがします。散歩中、時々愛犬がこちらを見つめる時が、何となく幸せを感じるのは私だけではないと思います、
犬と飼い主さんとで目を見つめるとお互いの脳でオキシトシン(幸せホルモン)が分泌され、幸福感が得られます。また犬にスキンシップやマッサージをすると、犬の脳からオキシトシンが分泌されることがわかっています。気持ちいいと仰向けになり、へそ天状態で喜んでくれます。その姿で、飼い主さんからも更にオキシトシンがでて、幸福感が得られます。人間と同様、パートナーとしての信頼関係がお互いの幸福感を高めているのですね。
医療にしても、電子カルテ化やコロナ禍により、ますます医師が患者を触らなくなり、患者さんとの信頼関係が希薄になっていると感じます。患者さんから「近頃の若い先生はコンピューターばかり見て、一度も顔も向けない」とお聞きするのも度々です。東洋医学では、患者さんを診て触って診断・治療することが何より大切です。まず、患者さんを触ることから、信頼関係が生まれます。
触ることは手当てです。今の医療に欠けたものが、東洋医学にあります。手当ては、人間だけでなく、哺乳類すべてに通じる一番大切なことと思います。
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