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クレジットカード並びにコンビニ支払いが可能となりました。ご利用お待ち申し上げます。
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6月のセミナーのご案内を申し上げます。ご興味ある方は是非ご予約お願いいたします。
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R6年6月30日(日):14:00より医師・パラメディカルの漢方薬セミナーLIVE(7)をzoomで開催します。今回の内容は前回のおさらい、水の異常,今回の漢方薬:五苓散、通導散、人参養栄湯を予定しています。時間は40分間です。ご興味のある方はご予約お願いします。セッション料金は2200円です。
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R6年6月30日(日):15:00より医師・パラメディカルの鍼灸ツボセミナーLIVE(7)をzoomで開催します。今回の内容は前回のおさらい、経筋療法、兪募穴、今回のツボ:陰陵泉、血海、陽陵泉を予定しています。時間は40分間です。ご興味のある方はご予約お願いします。セッション料金は2200円です。
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ご興味ある方は是非ご予約お願いいたします
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セミナーに対して、ご要望がございましたら、お知らせください。 皆様のご参加をお待ちしています。
緒方 政則
日本東洋医学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本ペインクリニック学会専門医、日本麻酔科学会指導医、医学博士
長く大学病院で臨床・研究・教育に従事していました。50歳過ぎた頃から、西洋医学に何となく無味乾燥さを感じました。
潤いを求めて緑に囲まれた無農薬菜園ライフに憧れて、空いている週末に就農準備校や自然農法農園に通いました。季節の移ろいを感じながら、草を処し、耕した土や作物を手で触り、育んでいく作業を経験し、次第に西洋医学から東洋医学へ強く関心を持つようになりました。
抗がん剤の副作用による神経障害から麻痺と痛みを伴う複合性局所疼痛症候群の患者さんに、漢方薬とつぼ押し(遠絡療法)で軽快した症例をはじめて経験したのをきっかけに、東洋医学的治療を主体にした診療を実践したいと思い、大学から離れました。
更に、漢方薬と鍼灸治療や遠絡治療を学び、これらの治療法を様々な患者さんに施行し、漢方薬と経絡治療(鍼・電気鍼・つぼ押し)を併用するハイブリッド療法の治療効果が高いことを経験しました。
西洋医学はEBM(Evidence Based Medicine)で、病名により治療が選択されますが、東洋医学では、患者さんの体質、体の病気に対する反応力や抵抗力、体の状態観察(問診、脈診、腹診、触診等)より総合的に治療を選択します。すなはち、テーラーメイド診療です。東洋医学ではEBM(Experience Based Medicine)が重要です。
また、問診だけでなく日本漢方の腹診、舌診と鍼灸で使う経絡療法の脈診、切診(経絡を触る)を組み合わせて診察すると、患者さんを複眼視でき、更に西洋医学的知識を加味することで治療効果を高めるのに応用できます。
大リーグの大谷選手も投手とバッターの2通りの見方で自分の野球を組み立てているので誰もが真似できない素晴らしい成績を上げているのではないでしょうか?
皆さんもいまだ経験していない治療や考えや見方に思い切って挑戦しませんか?
ここでは、漢方薬と経絡治療(鍼・電気鍼・つぼ押し)を併用するハイブリッド療法をできるだけわかりやすく指導します。
どちらか一方だけを学びたいとお望みならば、お好きに選択していただいてもかまいません。
きっとあなたの周りの方々や患者さんをより健康に導くことができ、お互い幸福感を味わえる時が訪れるでしょう。
ハイブリッド療法とは?
ハイブリッド療法とは漢方薬と鍼・電気鍼を併用した治療法を意味しています。
この併用療法で頚椎症、複合性局所疼痛症候群、帯状疱疹後神経痛、その他難治性慢性痛の多くの患者さんに有効であったことを報告しています。更に、自律神経障害、不眠、免疫異常の改善にも有効です。
漢方薬は体内で消化・代謝されて、細胞、器官、組織を様々なメカニズムで活性化し、生体機能を改善することが知られています(代謝系)。車ではガソリンを燃焼しエンジンを動かすことに例えられます。
一方、鍼/電気鍼治療は皮膚に鍼を刺すことにより、腱膜、神経及びその周囲、血管周囲、筋肉に鍼の微細刺激や電気刺激により、細胞、組織、器官を様々なメカニズムで活性化し、反復治療することで生体機能を改善することが知られています(神経・脳・内分泌系)。鍼/電気鍼治療は電気回路を通して作用する働きに例えられます。
異なる作用機序である漢方薬(代謝系)と鍼・電気鍼・つぼ押しによる経絡治療(神経・脳・内分泌系)を組み合わせるハイブリッド療法は痛みや自律神経障害、睡眠、免疫異常に対する治療効果の相乗・相加が期待されます。
サービス内容
漢方薬と健康

漢方薬は患者の病状(証)を十分吟味し投与すると、痛みを緩和させるだけでなく、食欲低下、睡眠、便秘等を改善し、生体機能を回復させ、生活の質を向上させる妙味があります。気・血・水に応じた漢方薬があり、患者さんに合わせて使用します。更に瘀血(血がさらさらと流れない状態)に対する漢方薬があり、病態に合わせて使用すると治療や健康増進に効果があります。

鍼灸・ツボと健康
経穴とは経絡(気や血の流れ)上に存在すると滞りやすいつぼのことです。滞っているつぼを刺激すると痛みを感じることが多いです。
経穴は重要な神経・血管・筋走行上に位置し、体性-内臓反射等で医学的関連があります。現在ではWHOにおいても361の経穴を同定し、鍼灸・つぼの治療効果が認められています。経穴を適切に刺激すれば、身体が活性化され、病気に対する抵抗力、疼痛軽減、リラックス効果等健康増進に優れています。

痛み(ペイン)
痛みは、実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に付随する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験」と定義されています。
痛みは常に個人的な経験であり、生物学的、心理的、社会的要因によって様々な程度で影響を受けます。また、個人は人生での経験を通じて、痛みの概念を学びます
痛みは現代ストレス社会の中で医療不信、怒り、不安、恐怖等の精神・心理状態により複雑・増悪化していて、難治性となる場合も多いです。
更に西洋薬の鎮痛薬ではめまい、ふらつき、腎機能障害等の様々な副作用もおこります。
このようなお悩みの方は是非、東洋医学的治療をお勧め致します。